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ここでは、お子さんの身長に悩んでいる保護者のために、骨端線について徹底リサーチして紹介しています。骨端線について調べている方は、ぜひ参考にしてください。また、“身長先生”こと東京神田整形外科クリニック院長・田邊雄医師による動画解説もご覧ください。
骨端線とは、骨の両端に見られる隙間のことを言います。人体には、計206個の骨があり、ほとんどの骨に骨端線があると言われているのです。
骨端線は、身長の伸びる余地を示しています。身長は、骨端線の隙間を埋めるように、伸びていくのが特徴です。隙間がある限り身長は伸びますが、閉じてしまうと伸びる確率は低いといわれているのです。骨端線は「成長の期限」を決めている存在なのだと言われています。
骨端線は、手のレントゲンを撮影して調べます。手にはたくさんの骨端線があるため、1枚撮影すると多くの骨端線の状態を観察できます。年齢を重ねていくと、隙間は狭くなり、やがて閉じるといわれています。すべて同じタイミングで閉じるわけではなく、10本のうち3本だけ閉じることがあれば、8本の場合もあるのです。医師はその割合を見て、骨年齢を決めます。
実年齢が14歳で骨年齢が15歳の場合、タイムリミットは1年早く訪れるとされています。
手のレントゲンにおいて、手根骨は重要な観察ポイントの1つだとされています。手根骨とは、手首にある骨の部分を指し、小さな子どものうちは、手根骨の増生は十分ではありません。
手首の部分はスカスカ空いている状態ですが、中学生くらいになると十分に発達してきます。この発達具合も、骨年齢の判断材料になると言われているのです。
基本的に、骨端線は指先から閉じていき、1度閉じると2度と開かないと言われています。骨端線の閉じるタイミングは、男性は16歳0か月ごろ、女性は15歳0か月ごろとされています。晩熟タイプではない限り、中学生の間に決まると言われているのです。また、晩熟タイプは高校生になっても伸びるタイプがいるのも特徴です。
思春期よりも前であれば、「成長ホルモン」「栄養」が身長を伸ばす原動力だといわれています。成長ホルモンは、脳の下垂体と呼ばれる部位から分泌される物質のことで、191個のアミノ酸から構成されるたんぱく質です。成長ホルモンの分泌量には個人差があり、身長が高い・低いに大きく影響していると言われています。また、思春期になると、「性ホルモン」と呼ばれる強力な推進力が加わるとされています。
性ホルモンの分泌が始まると、乳房や生殖器が発達し、ひげや陰毛が生えたり、初潮が始まったりします。そして、加速度的に身長が伸びるのです。それと同時に、性ホルモンは、骨端線を閉じる作用を持っているのです。特に、女性ホルモンは骨端線を閉じる働きが強いことから、女性の方が男性よりも身長が低い傾向にあります。
骨端線とは、骨の両端に見られる隙間のことです。人の身体には計206個の骨があり、ほとんどの骨に骨端線が存在します。隙間がある限り身長は伸びますが、閉じてしまうと伸びる確率は低くなってしまいます。骨端線は「成長の期限」を決めている存在だと言われているのです。
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当サイトの記事は、“身長先生”こと東京神田整形外科クリニック・田邊雄院長監修のもと作成しています。
体質性低身長のお子さん等を対象とした自費診療の「身長外来」は、5歳0ヵ月~男子14歳0ヵ月/女子13歳0ヵ月までが受診推奨年齢となります。詳しくは、身長先生へお問い合わせください。
■所属学会:日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本成長学会
■資格:医師、医学博士、整形外科専門医
■専門:体質性低身長、膝の再生医療
2011年、金沢医科大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院関連施設での研修・勤務を経て、2019年に西新宿整形外科院長就任。翌2020年に「東京神田整形外科クリニック」を開院。
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