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栄養バランスのとれた食生活とは?

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身長を伸ばすには、栄養バランスのとれた食生活にすることが大切です。栄養バランスというと、難しいと感じてしまうかもしれませんがそんなことはありません。ここでは、栄養バランスのとれた食生活にするコツを紹介します。

目次

同じ食べ物ばかりを食べない

身長に悩んでいるときに、身長に良い食材を知ると、そればかり食べさせてしまう人が少なくありません。たとえば鉄分豊富なレバーは身長を伸ばすのに良い食材のひとつです。しかし、「レバーが良い」と聞くと、毎日レバーばかり食べさせてしまいがちです。

悩みが深いほど、藁にもすがる思いで、ひとつの食材ばかり食べさせてしまう事が多くなりますので注意しましょう。身長を伸ばすために役立つ栄養素はあります。しかし、大前提は、「バランスの良い食事」です。バランス良く食べているという土台がある上で、少しプラスすると良い栄養素があるということを忘れないでください。

バランスのとれた食事

では、バランスのとれた食事について確認していきましょう。ポイントは「主食」「主菜」「副菜」です。主食・主菜・副菜を揃えると意識するだけでも、栄養バランスを整えられます。

主食

主食は、ごはんやパン、麺類など。炭水化物がメインとなります。主にエネルギー源になる料理です。一日のエネルギー摂取量の約50~60%を主食で摂るようにしましょう。思春期から大人の場合、減量目的で主食を減らす人もいますが、「炭水化物は食べない」など、極端に減らし過ぎるとエネルギー源が枯渇して、集中力の低下や疲れを招きます。しかし、摂りすぎても肥満の原因になり体に良くありません。ましてやお子さんの場合は適切な量を心掛けましょう。

主菜

主菜は、肉、魚、卵、大豆製品など、たんぱく質を多く含む料理です。筋肉や血液など、体を作る材料になります。1回の食事で主菜を1~2品用意するとバランスの良い食事になります。たんぱく質が不足すると、筋肉量の低下や貧血を起こしかねません。摂りすぎると肥満や脂質の代謝異常を招いてしまいます。やはり、適切な量を心掛けてください。

副菜

副菜は、野菜、きのこ、海藻など、ビタミン・ミネラル・食物繊維を含む料理です。体の調子を整える材料になります。1回の食事につき、2品以上を取り入れ、1日で350g以上食べると良いです。副菜は不足しがちですので、意識して摂るようにしてください。食事の際は野菜から食べることで、血糖値がゆっくり上昇するのでおすすめです。

すき・きらいを見直そう

食事には、人それぞれ食べ方のクセがあります。特にすき・きらいが多いと、栄養素が偏ってしまい、不足や過剰摂取に陥ってしまいかねません。食べやすいものばかり食べて、苦手なものを避けていないか、確認してみてください。

バランス良く食べるには、色々な食材を食べることが大切です。主食・主菜・副菜を揃えても、その内容がいつも同じですと、ビタミンやミネラルといった微量栄養素を満たない可能性があります。食材のバリエーションを増やすことで、バランス良く栄養素を摂取できます。無意識のうちに食べ物を選んでいないか、食生活を見直して、色々な食材を食べるようにしましょう。

まとめ

身長の悩みには、栄養バランスを整えることが大切です。悩みがあると、何か特定の食材や栄養ばかりを摂取しがちですが、やりすぎはよくありません。バランスのよい食生活を心掛けましょう。主食・主菜・副菜を意識すると、バランスの良い食事を用意しやすいです。無意識に好きなものばかり選ばず、様々な食材を取り入れるようにしてください。普段からの食生活を見直し、バランスよく食べることが身長を伸ばすための土台となります。

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田邊 雄 院長【監修】
東京神田整形外科クリニック 田邊雄 院長

当サイトの記事は、“身長先生”こと東京神田整形外科クリニック・田邊雄院長監修のもと作成しています。
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■所属学会:日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本成長学会
■資格:医師、医学博士、整形外科専門医
■専門:体質性低身長、膝の再生医療
2011年、金沢医科大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院関連施設での研修・勤務を経て、2019年に西新宿整形外科院長就任。翌2020年に「東京神田整形外科クリニック」を開院。

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