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寝る子は育つと言われていますが、子どもにとって必要な睡眠時間はどのくらいなのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
私たちの身体は、就寝中に成長ホルモンが分泌されるため、身長を伸ばすためにも睡眠をとることは欠かせません。ここでは、年齢による適正睡眠時間や睡眠のゴールデンタイムについてご紹介します。
睡眠は、どのくらいの時間を取ればいいのでしょうか。アメリカのNational Sleep Foundation(睡眠教育を通じ健康などを向上させる非営利団体)のデータ※では、低年齢であればあるほど、多くの睡眠が必要だということです。
ここでは、データをもとに学年別に見る適切な睡眠時間を解説していきます。
※参考元:SHORT COMMUNICATION「National Sleep Foundation’s sleep time duration recommendations : methodology and results summary」2015,1(1),40-43p
小学生に必要な睡眠時間は、9~11時間です。よく「8時間は睡眠をとりましょう」と言われていますが、小学生の場合だとそれでは足りないことがわかります。
中学生に必要な睡眠時間は、8~11時間。しかし、睡眠時間が8時間で足りるようになるのは14歳を過ぎてからです。13歳以下の場合は8時間では睡眠不足になってしまいます。
高校生に必要な睡眠時間は、7~10時間です。
上記で示されている適正な睡眠時間を目安にしながら、眠る時間をコントロールする必要があります。
学年別に見る適正睡眠時間から逆算すると、少なくとも22時には寝ていないと適切な睡眠時間を確保できないことがわかるでしょう。睡眠時間が短すぎるのはもちろん、長すぎるのも良くありません。適切な睡眠時間を目安に、眠る時間を調整することが大切です。そして、睡眠時間の確保と同じくらい大切なのは質の良い睡眠を心がけることです。
睡眠のゴールデンタイムは、一般的に22~2時と言われていますが、この時間帯に眠っていれば本当に身長は伸びるのでしょうか。ポイントは、寝始めた時間にあります。なぜ22~2時がゴールデンタイムといわれるのかといいますと、それは
ということになります。身長を伸ばすのに欠かせない成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。「スタンフォード式最高の睡眠の要約」の中でも記載されている通り、寝始めた90分間が成長ホルモンの分泌が盛んであるからです。
つまり、何時に眠るのかよりも、いかに睡眠の質を高めて、最初の90分で成長ホルモンを多く分泌させるかが重要なのです。
当サイトの記事は、“身長先生”こと東京神田整形外科クリニック・田邊雄院長監修のもと作成しています。
体質性低身長のお子さん等を対象とした自費診療の「身長外来」は、5歳0ヵ月~男子14歳0ヵ月/女子13歳0ヵ月までが受診推奨年齢となります。詳しくは、身長先生へお問い合わせください。
■所属学会:日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本成長学会
■資格:医師、医学博士、整形外科専門医
■専門:体質性低身長、膝の再生医療
2011年、金沢医科大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院関連施設での研修・勤務を経て、2019年に西新宿整形外科院長就任。翌2020年に「東京神田整形外科クリニック」を開院。
このコンテンツは、子どもの成長のための情報発信を目的に、全研編集チームが取材・作成しています。各ページにて、“身長先生”の専門領域である「小児体質性低身長治療」や、年齢別にみる生活習慣のアドバイスも紹介していますので、ぜひご覧ください。