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ここでは、男子の思春期症状の始まりを見極めるポイントや男性ホルモンと身長の関係性について紹介しています。“身長先生”こと東京神田整形外科クリニック院長・田邊雄医師による動画解説もご覧ください。
当サイトで紹介している “身長先生”の身長外来では、男性14歳以上・女性13歳以上の受診は治療効果が得られないことが多く推奨されていませんが、個人差を考慮して【15歳0ヶ月未満の方まで】受診が可能です。成長ホルモン補充療法の費用は月々7～40万円程度（税込み）、治療期間は1～4年間を推奨としています。
お子さん一人ひとりの成長状況によっても治療方針が異なりますので、詳しくは「東京神田整形外科クリニック」へお問合せください。
男子の思春期の症状には、陰毛、わき毛や鼻下のヒゲ、声変わり、顎下のヒゲなどの変化がみられます。陰毛が生え始めたら思春期の症状の始まりであり、声変わりは身長の成長がラストスパートに入った証拠です。ちなみに女子にも声変わりはありますが、男子ほど顕著なものではなく、男子よりも早い時期に起こります。
男子の声変わりは、急に声が出にくくなり、それまで問題なく歌えていた高音パートが思うように歌えなくなるなどで発覚することが多いです。お子さんによっては高音から低音へとガラリと様変わりしますが、やはり急に変化がみられるものではなく、声変わりは時間をかけて定着していくという特徴があります。
声変わりは、身長が伸びる最後のチャンスが訪れたことを知らせる合図ですが、すぐに成長が止まるわけではありません。身長の伸びがピークに達し、それ以降は伸び率が緩やかになるということです。
声変わりが終われば、その後の身長の伸びはあまり期待できなくなります。声変わりと共に身長の伸び幅が小さくなり、やがてストップします。身長の伸びが止まるタイミングは、思春期症状が出てから数年程といわれていますが、個人差があるので明確な時期は予測できません。
お子さんの声変わりに気が付いたら、身長の伸びが期待できる最後のチャンスとして、適度な運動や栄養バランスの良い食事、良質な睡眠など、これまで以上に良い生活習慣を徹底するようにしましょう。
思春期の始まりは、早熟の子では小学校高学年から、晩熟の子では高校生になってから現れる子もいて、同じきょうだいでも個人差がありますが、およそ中学生頃から始まるといえます。
また、昔よりも現代では思春期の始まりが早まっているともいわれており、その関わりには現代社会の生活習慣も否定できません。過度な肥満や夜更かしは思春期を早めてしまう可能性があるため、お子さんの健康や睡眠時間のコントロールも最終身長に影響することを把握しておきましょう。
思春期の体の変化は、男性ホルモンのテストステロンによる成長促進が影響で起こり、体毛だけでなく筋肉にも変化がみられるようになります。この頃は成長ホルモンの分泌が活発になり、体格自体もしっかりとしたものに変わっていきます。
思春期前の身長の伸びしろをはかるキーポイントは、この成長ホルモンと日々摂取する栄養素ですが、思春期後には「男性ホルモン」の影響も加わってきます。
体毛や筋肉の変化、大人の男性らしい体格をつくる男性ホルモンには、身長の伸びしろを期待するうえで重要な「骨端線」を閉じてしまう働きがあります。つまり、男性ホルモンの分泌が活発になるということは、身長を伸ばす時期としてラストスパートに入ったということを意味します。
“身長先生”のYouTube動画では、身長を伸ばしたい10代男子のために、今日から実践できる生活習慣の3つのポイントを解説しています。詳しい情報をキャッチしたい方は、チェックしてみてください。
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思春期に入ると、男子も女子も体に様々な変化が見られるようになります。性ホルモンが活性することから身長が伸びやすくなる半面、骨端線への影響で身長の成長にブレーキが少しずつかかっていきます。特に女性ホルモンは骨端線を閉じる働きがあるため、女性ホルモンの影響を受ける思春期の女子に比べると、男子のほうが身長を伸ばす治療がしやすいといえます。
ただ、男子も声変わりが現れたら要注意です。数ヵ月から1年近くと個人差があるものの、ゆっくりと身長が伸びにくくなるので、ラストスパートとして最後の頑張りを見せるところとなります。
当サイトの記事は、“身長先生”こと東京神田整形外科クリニック・田邊雄院長監修のもと作成しています。
体質性低身長のお子さん等を対象とした自費診療の「身長外来」は、5歳0ヵ月～男子14歳0ヵ月/女子13歳0ヵ月までが受診推奨年齢となります。詳しくは、身長先生へお問い合わせください。
■所属学会：日本整形外科学会、日本再生医療学会、日本成長学会
■資格：医師、医学博士、整形外科専門医
■専門：体質性低身長、膝の再生医療
2011年、金沢医科大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院関連施設での研修・勤務を経て、2019年に西新宿整形外科院長就任。翌2020年に「東京神田整形外科クリニック」を開院。
このコンテンツは、子どもの成長のための情報発信を目的に、全研編集チームが取材・作成しています。各ページにて、“身長先生”の専門領域である「小児体質性低身長治療」や、年齢別にみる生活習慣のアドバイスも紹介していますので、ぜひご覧ください。
